ストーリープロフィール第4話。
自力で稼ごうともがくアズサの様子を晒しております。
チャンスは突然やってくる
ファッション系専門学生だったころにアクセサリーを作った経験があったので、売るものはアクセサリーに決定。簡単なデザイン画を描いて、パーツや道具を買って製作します。
Webデザイナーの経験を活かして、ロゴや名刺も作っちゃいました。
でも、自分の商品にどうしても自信が持てなくて。めちゃくちゃ安い値段設定をしてましたんですよね。
安かったので最初の商品はすぐに売れましたが、調子に乗って価格を上げたら、案の定売れなくなっちゃったんです。
友人に「それじゃ売れないよ」「ハンドメイドで生活できるわけない」って言われるし。めっちゃ叩いてくるんですよね。
身近にドリームキラーがいたなんてビックリでした。
そんな試行錯誤が続くある日、ハンドメイドサイトのメルマガで商品を紹介してもらえることになったんです。
チャンスって急に来るんですよね。「あなたの商品を紹介します」って連絡が事前に来るんです。
メルマガが配信されて「自分のアクセサリーが載ってる!」と興奮しつつ、注文があるかなと待ってました。
・・・1個お買い上げ。
せっかくのチャンスだったのに、1個しか売れないなんて。
いやーん。激しくチャンスをつかみそこねました。
チャンスの神様ってものすごいスピードで走って来るんですよ。 神様をつかまえるためには髪の毛をつかむしかないんです。でも、チャンスの神様には前髪しかありません。
前髪をつかみそこねたというより、神様にさえ気づいてませんでした。
しかし、神様に見放されたと思ってから3ヶ月後、再び神様がやってきたんです。
ハンドメイド展示販売のイベントに参加しないかとお誘いを受けます。
ネ申キターーー!
ということで、すぐにOKの返事をしました。
2回目のチャンスでは神様の前髪をつかみましたが、イベントまでは1か月ちょっと。商品をたくさん作るのはもちろん、展示するディスプレイや商品に付ける値札なども準備しなければなりません。
寝ても覚めてもハンドメイドのことを考えて行動しました。
地獄の展示販売
なんとか1か月で準備完了。専門学校でかじったディスプレイの勉強が役に立ちました。
そして4日間の展示販売スタート。初日の午前中と最終日は店頭に立つことに。
他の参加者がどんな商品を販売してるのかチェックしたんですが、レベルが高い高い高い。
自分の商品は素人に毛が生えたようなものだと、恥ずかしさを感じましたね。金具のつなぎ方が甘いというご指摘を受けたりもして、まだまだだなと痛感。
落ち込みましたが、お客さんと会話もできて貴重な経験でした。いつも独り言いいながら作業してましたから。
イベントは無事終了。やっぱり気になるのは売上ですよね。
売上金額から手数料を引き、材料費や経費も差し引き、準備からイベント期間までの日数で時給で計算したら以下になりました。
もう笑うしかないw
労基署もビックリの超低賃金。商品売れ残ってるし、このままじゃまずい。まずすぎる。
他の参加者から「もっと値段を上げたほうがいいよ」とアドバイスをもらってたので、早速ネット販売の商品を値上げ。
でも、値上げしたところで収入がほんのちょっと増えるだけのこと。 ハンドメイドで食べていくのは超きついと痛感しました。
またまた出てしまった悪い癖、調査不足による失敗。それに、自分が作りたいものを作って売ってました。お客さんが欲しいものじゃないから売れ残るのは当然ですよね。
ハンドメイド販売で開業届を出したばかりでしたが、方向転換が必要でした。
ハンドメイドをやりたいわけじゃなかった?
今後どうしようかと考えていたら、気づいてしまったんです。ハンドメイドをやりたいわけじゃなかったことに。
やりたかったのは、「雇われて指示通りに働いてお給料をもらうのではなく、自分で何をやるか決めて、自分の意志で行動して収入を得たい」ということだったんです。
ハンドメイドの方は、しばらくイベントの在庫を売ることにして、新たな収入源を確保することに。
以下3条件を満たす仕事を探しました。
- すぐに始められる
- 初期投資が少ない
- 在庫を抱えない
在庫ってやっかいですよ。わたしの場合は金額も商品サイズも小さいからまだよかったですが。
条件を満たすのがアフィリエイトとアドセンス。
アフィリエイトとは、自分のブログに特定の商品の広告を掲載し、訪問者がその広告をクリックして購入した場合に成果報酬を得られる仕組みのこと。
アドセンスとは、天下のGoogle様が提供するサイト運営者向けの広告配信サービス。自分のサイトに関連する広告を自動的に表示して、広告収入を得るんです。
WordPressを使えばすぐブログを始められるし、費用は年間3000円くらい。広告するのが仕事だから、在庫を抱える心配もなし。
ブログの作り方を知らなかったら、始めるのに時間がかかったかも。Webデザイナーをやってた甲斐がありました。
ムダに思える経験でも、のちのち役に立ったりするんですよね。
「【第5話】ブログは人生を切り開いてくれる最高のツール」へ続く。