今回は、お世話になってる本「伝え方が9割」を紹介します。
1.あらすじ
コピーライターの著者が、誰でも使えるように伝え方の技術をまとめた本です。
第1章:伝え方にも技術があった!
第2章:「ノー」を「イエス」に変える技術
第3章:「強いコトバ」を作る技術
- サプライズ法
- ギャップ法
- 赤裸々法
- リピート法
- クライマックス法
第2章、普段のコミニケーションから仕事にも応用できる「お願いごと」に関する技術を紹介。
第3章は、ブログやプレゼン、コピーライティングで使える技術を紹介してます。
この本は、美しい日本語や正しい日本語を教えるものじゃありません。相手の心に響く言葉を教えてくれる本です。
2.他の本と比べてどこがおもしろい?
課題で理解力アップ
第2章は、技術の解説のあとに「課題」という項目があります。
自分で考え、課題をクリアしながら読み進めることで、理解が深まります。ただ技術を披露するんじゃなく、読者が実践できるようになることを考えた本なんです。
著者の経験
第1章「 伝え方にも技術があった!」は、おもに著者の経験と考えが書かれています。
著者が「自分も昔はダメだった」と言ってるので、私もできるようになるかもと希望が持てました。親近感もわきますし。
あ、知ってる!歌詞やCMのフレーズ
強いコトバの例として、有名な歌詞やCMのフレーズ、マンガのセリフなどを使用してます。
知っているセリフが多く登場したので、飽きずに読み進められるんです。
この本は以下の人にオススメ
- 自分はコミュ障だと思ってる人
- 頼み事をするのが苦手な人
- プレゼンを成功させたい人
- 仕事でSNSを使ってる人
- ブログをやってる人、ブログをやりたいと思ってる人
コピーライティングとか仕事で使える本かなと思ってましたが、日常生活でも出番は多いですよ。
3.この本のいちばんの魅力
すぐ使える具体的な技術を教えてくれる本ですが、習得できる技術は大きくわけてふたつ。
1:相手に「イエス」と言ってもらう技術
あなたは、思ったことをそのまま口に出して気まずい空気をつくったことはありませんか?
何も考えずに言ってしまって、後悔するんですよね (/ω\)
大切なのは、相手の文脈でつくること、 相手のメリットと一致するお願いをつくること。 つまり、相手が「イエス」と言いたくなるお願いを作ればいいんです。結果的にあなたの求めていることが達成できればOK。
上記を覚えておくだけで、理想が実現する可能性は高くなります。
この本では、相手の返事を「イエス」に変える7つの切り口を紹介。実際にお願いするシチュエーションがあったら、7つの中からいちばん合うものを選べばいいんです。
「お願い」は、あなたのコトバではなく、あなたと相手の共作なのです。
この本を読めば、人生の転機でいい結果が生まれるはず。それにお願い上手な女性はモテますよね (´▽`*)
2:強いコトバを作って生き残る技術
この本では、人の感情を動かすエネルギーのある言葉を「強いコトバ」と表します。
気になる言葉、記憶に残る言葉、次を読みたくなる言葉を、意識してつくる方法を教えてくれるんです。
- サプライズ法
- ギャップ法
- 赤裸々法
- リピート法
- クライマックス法
この5つを使えば、何も知らない人とは格段にちがう言葉を作れるようになります。
今後働き方変わっていき、個人で仕事をする人も増えるでしょう。そこで必要なのは、自分の言葉で発信すること。
情報があふれまくってる今、強い言葉を使えば周りに差をつけられますね。
4.筆者はどんなひと?
著者の佐々木圭一さんは、コピーライター・作詞家・大学非常勤講師と、言葉の世界で幅広く活躍されています。
元々は伝えるのが苦手で、「伝えることが上手になりたい」と言う理由から大手広告会社に入社。コピーライターとして配属されるけれど、最初はやり直しばかり。ストレスで食に走り、1年間であごがなくなるくらい太ってしまったそう。
それでも、心を打つ言葉や感動的な言葉をノートに書き写したり、読み続けたりしてたところ、心を動かす言葉には法則があることに気づいたそうです。
その法則をもとに仕事を続けた結果、広告の賞を獲得するまでになりました。
後に書籍「スティーブ・ジョブズ」に出てくる伝説のクリエ-ター、リー・クロウのもと、アメリカで2年間仕事に従事。世界各国で賞を獲得するコピーライターに。
作詞家としても活動し、楽曲はオリコンチャート1位を獲得。
上智大学非常勤講師としても活躍。学生講座、社会人講座ともに大人気なんです。
・・・と、絵に描いたような成功ストーリーですね。
でも、チャンスをつかんだのは、「いい言葉をノートに書き写したり、読み続けていた」という地道な作業をしてたから。うまくいかないことを誰かのせいにせず、向上心を持って自分ができることをやり続けた結果です。
この本では、自身の転機となった法則を惜しげもなく紹介してくれてます。
佐々木さんが1年以上悩んだことを、私たちはこの一冊で解決できるのだからありがたいですね。
5.この本から学んだこと
素敵な言葉には理由がある。理由がわかれば再現できる。
キャッチコピーとか素敵な言葉って、才能ある一部の人だけがつくれると思ってませんか?私もそう思ってました。
でもびっくり!この本を読めば、素敵だと感じる理由と、素敵な言葉の作り方がわかります。「私にもできた」と自信がつくこと間違いなし。
人を動かすのは、ルールではない。感動だ。
大勝負だけのために、コトバを磨くのではありません。たったいま、あなたの生きているこの瞬間を輝かせるために、人の心を揺さぶるコトバを知っておいてほしいのです。
これが人の心を動かしてきた著者の願いです。
あなたも伝え方をマスターして、より楽しい人生を送りませんか?
6.似たような本や他に読みたいと思った本は?
「東大生も読んでる!」って帯に書いてあると売れるんですよね。
アメリカでは伝え方について、子供のころから教えてるそうですね。日本人も家とか学校で勉強しておけば、外交がもっとうまくなりそうですが。
あとやっぱり第2弾も読んでみたいですね。
新たな伝え方が披露されてるそうな。気になるー。
まとめ
3年連続ビジネス書ベスト10入りした本だけあって、理解しやすく実践しやすい内容です。
ちょっと伝え方を変えただけでお願いを聞いてもらえるなんて、目からうろこが落ちる落ちる。
実践しまくって、伝える技術を自然に使えるようになりたいですね。
ではでは。